
こんにちは。ひつじ母です。
6歳の新一年生リリーちゃんと、10歳の新5年生杏ねえちゃんを育てるワーママです。
子供に怒らないと人生がどう変わるか、壮大かつ地道な実験をしております。
発達遊びを学び始めた頃、子どもの成長発達について詳しいママ友から

発達遊びに興味あるなら「ブレインジム」ぜひ読んでみて!
と紹介を受けて以来、ずっと読みたいと思っていた「ブレインジム 発達が気になる人の12の体操」。
ついに読んだところ、自分にも発達の伸びしろがあった(最近まで原始反射が残っていた)ことに気が付きました!
読めば読むほど、

あの困り事って、コレが原因だったんだ!
と発見があり、学びの多い本でしたので、力を込めてレビューします!
ブレインジムとは?
![【ブレインジムとは?怪しい?】「発達が気になる人の12の体操」を読んでみた![レビュー]](https://hitsujike.com/wp-content/uploads/2023/04/george-pagan-iii-9GdMuamOGlc-unsplash-1024x576.jpg)

そもそもブレインジムってなに!?
「ブレインジム」とは、この本にはこのように書かれています。
ブレインジムは、1970年ごろのアメリカで始まりました。
学びに取り組むことがスムーズにいかない子どもたちをサポートする教育活動の中で発見された効果的な体操やセルフマッサージのやり方が、体系づけられたものです。
書籍「ブレインジム 発達が気になる人の12の体操」より
一度覚えれば、準備のための時間や道具も必要なし!
子どもたちとシンプルな体操を繰り返すだけで、学習に向けて心と体を集中することができます!
まさに「学びのための準備運動」なのです!
発達が気になる人の特徴と原因
![【ブレインジムとは?怪しい?】「発達が気になる人の12の体操」を読んでみた![レビュー]](https://hitsujike.com/wp-content/uploads/2023/04/vardan-papikyan-DnXqvmS0eXM-unsplash-1024x683.jpg)

フルースクールで多くの子どもを見てきた著者が見た共通点とは?
発達が気になる人の特徴について、本の中ではこのように書かれています。
一つの感覚に偏りが見られる人には、少なくともいくつかの他の感覚にも、その影響が現れているということです。
~中略~
その結果、彼らはさまざまな生きづらさを抱えることになっています。感覚器官が、お互いに補いながら機能さえしてくれれば、自分の周りに広がる世界の活き活きとした一つのイメージを、私たち自身の内側に作り出すことを可能にしてくれます。
書籍「ブレインジム 発達が気になる人の12の体操」より
その「感覚」というのは、主に
視覚・聴覚・触覚・運動感覚・平衡感覚・内臓感覚
です。
これら感覚が、「協働」するのを妨げる原因が「原始反射の動き」だと言うのです。
原始反射が残っていると・・・
![【ブレインジムとは?怪しい?】「発達が気になる人の12の体操」を読んでみた![レビュー]](https://hitsujike.com/wp-content/uploads/2023/04/music-818459_1920-1024x683.jpg)

そもそも「原始反射」ってなに!?
原始反射とは
原始反射とは、赤ちゃんに生まれつき備わっている反射動作のことを指します。
成長の過程で、見られなくなっていくその「原始反射」を、いつまでも持ち続けてしまうことが、感覚の協働を妨げるというのです。
具体的に挙げられていた原始反射と、持ち続けることによる生き辛さは次の通り。
こんなちょっとしたことが、生き辛さにつながっているなんて、ビックリです・・・
私自身の発達の伸びしろ

駅の階段が苦手な理由がわかった!
この本を読んでいるうちに、「これ、私のことだ!!」と気が付くことがありました。
それが、原始反射である「バビンスキー反射」が残っているという事です。
気が付いたきっかけは、バビンスキー反射を持ち続けている人に特有の足の動き
「足裏を内側に向けて、足裏の外側の縁で立つ姿勢をとる」
を、小中学生時代、ずーっとやってきた記憶があったからです。
↓具体的にはこんな感じです
![【ブレインジムとは?怪しい?】「発達が気になる人の12の体操」を読んでみた![レビュー]](https://hitsujike.com/wp-content/uploads/2023/04/PXL_20230405_000608537-1-1024x705.jpg)
この姿勢が気持ちよかったんですよねぇ。
前述の通り、バビンスキー反射を持ち続けると「足元が安定せず落ち着いて学べない、安定して立っていられない、何もないところでよく躓いて転ぶ」という困り事が起こってしまうものです。
私の場合は、落ち着いて学べないという事はなかったのですが、とにかく
「駅の下り階段で転びそうになって怖い」
![【ブレインジムとは?怪しい?】「発達が気になる人の12の体操」を読んでみた![レビュー]](https://hitsujike.com/wp-content/uploads/2023/04/architecture-4095958_1920-1024x683.jpg)
という困りごとが、ずーーーーーっと!それこそ30代に入ってからもありました。
下り階段を小走りで降りることなんて以ての外で、電車に乗り遅れたことが何度もありました・・・
これは、階段を降りている最中に、急にバビンスキー反射が表れることで転びそうになるようです。

そういえば最近、階段が怖くなくなったな~
と感じていたので、真相を知って、ビックリ!と同時に腑に落ちた!!
では、どうして現在はもう大丈夫になったかというと、
数年前からヨガを毎日の日課にし始めたからだと思っています。
ヨガの動きと、ブレインジムの動きは、結構共通点が多いんです。
私の場合、図らずもそのおかげでバビンスキー反射が統合され、現在では階段が大丈夫になったのだと思います。
ブレインジムの効果を実感したひと時でした。
紹介されているブレインジムの体操とやり方
![【ブレインジムとは?怪しい?】「発達が気になる人の12の体操」を読んでみた![レビュー]](https://hitsujike.com/wp-content/uploads/2023/04/gym-1024x706.jpg)

基本のPACE(ペース)を含む12種類の運動が紹介されています!
ブレインジムの基本のきは「PACE(ペース)」という4つの動きです。
ブレインジムの基本のき「ペース PACE」
【PACE1】お水を飲む
脳と全身に、必要な水分を行き渡らせて、頭の回転を良くする!
ぐびぐび飲むのではなく、ワインのテイスティングのように味わって飲むのがコツ!
【PACE2】ブレインボタン
脳と目は隣近所の関係!ブレインボタンで、脳と目玉の疲れをチェック!
![【ブレインジムとは?怪しい?】「発達が気になる人の12の体操」を読んでみた![レビュー]](https://hitsujike.com/wp-content/uploads/2023/04/PXL_20230405_001915774-768x1024.jpg)
【PACE3】クロスクロール
体の正中線を超える動きで、右脳と左脳の間にも活発なやり取りを可能にする!
すると、原始反射の名残が統合されていきます。
![【ブレインジムとは?怪しい?】「発達が気になる人の12の体操」を読んでみた![レビュー]](https://hitsujike.com/wp-content/uploads/2023/04/PXL_20230405_001929574.MP_-768x1024.jpg)
【PACE4】フックアップ
気持ちを落ち着けて、自分によしよしと声をかける!
![【ブレインジムとは?怪しい?】「発達が気になる人の12の体操」を読んでみた![レビュー]](https://hitsujike.com/wp-content/uploads/2023/04/PXL_20230405_001945618.MP_-768x1024.jpg)
その他のブレインジムの動き
この他にも、色々な動きが出てきます。
基本の「ペース」と組み合わせて行うと良いそうです。
子供と一緒に楽しく行うのが効果的
![【ブレインジムとは?怪しい?】「発達が気になる人の12の体操」を読んでみた![レビュー]](https://hitsujike.com/wp-content/uploads/2023/04/nathan-dumlao-zBSa4JpAiKo-unsplash.jpg)

どれだけ楽しんでやれるかがポイント!
例えば、小学生中学年くらいだったら、目の前にいる子供が

できる限りのことはやっているのに、私にはわからない事がたくさんある…
という素振りが見えた時

頭がすっきりして、集中して目の前の課題に取り組めるようになる体操があるんだけど、一緒にやってみない?
と声をかけてあげると、興味を持つかもしれません。
クロスクロールが上手くできない様だったら、手のひらと対角線の膝に好きなキャラクターのシールを貼って、

すみっコぐらしのトカゲちゃんとネコがキス!!
のようにしてあげると、分かりやすいですね。
ブレインジムを「やりなさい!」とするよりも、親も一緒に楽しんで運動すると良いと思いました!
まとめ
![【ブレインジムとは?怪しい?】「発達が気になる人の12の体操」を読んでみた![レビュー]](https://hitsujike.com/wp-content/uploads/2023/04/daisies-712892_1920-1024x755.jpg)
自分の子どもが抱える「様々な生き辛さ」をなんとかしてあげたい!
と学び始めた「発達遊び」や「ブレインジム」ですが・・・
図らずも、そんな私自身が長い間、発達の伸びしろを抱えており(バビンスキー反射を持ち続けており)、ブレインジムと似た動きの多いヨガを続けることによって、その困りごとを解消していった、という経験を知らず知らずのうちにしていたということに気が付きました。
まさに身をもって、ブレインジムの効果を体感したわけです!
これからも、我が子の困りごとを解決すべく、ブレインジムを活用していきたいと思っています。

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